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つぐ太のブログ

Your sugar. Yes, please.

自衛隊配備「八重山の今」 ❷島嶼防衛の具体化進む

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配備検討が具現化

 

 2009年4月28日の衆院安全保障委員会で、下地幹郎衆議院議員(当時国民新党)は、那覇自衛隊第一混成団の旅団化について質問し、「宮古、石垣、与那国、この離島で国境に接するところに自衛隊がいないという国は、なかなかないんじゃないかと思う。与那国とか石垣だとか宮古島だとか、国境に接しているところに自衛隊を配備をしていって、安心をさせていくことはお考えになっていませんか」、「島嶼警備の強化という意味では、(配備を)やらないと旅団化をする意味がない」と沖縄県島嶼への自衛隊配備を求める質問を行いました(国会議事録より引用)。当時の浜田靖一防衛相は、「我々とすれば、今の時点では先島の方に部隊を展開するという考えはございません。しかしながら、先生がおっしゃるように、問題意識として、やはりそれも検討しなければならないときが来ているのかなということも考えながら、今後、中期防等々でまた議論していくことになろうかと思っておるところであります。」と答弁しました。これまでにも防衛大綱などで島嶼防衛の考えを打ち出し、部内協議による南西諸島有事の対処方針などが報道されてきましたが、さらに部隊の配備という形で検討が進められる考えが示されました。

 水面下で進んできた

 防衛大綱で島嶼防衛が打ち出された2004年には、与那国島でアトラクションを名目にパラシュート降下が計画され、八重山地域で「近隣の諸国を刺戟するものだ」として抗議の声が上がった結果、中止されたということがありました。2007年の6月24日には町長も反対する中、与那国の祖納港に米軍の掃海艇2隻が入港するということも起こり、与那国への配備が水面下で進んでいることを感じさせました。

 2008年9月19日に与那国町議会は、自衛隊誘致決議を行い、先にあげた下地議員の質問を経た2009年6月30日には外間守吉与那国町長、崎原孫吉同町議会議長らが浜田靖一防衛大臣にあてたた自衛隊誘致の要請文を手渡しました。

(安里嗣頼)

6月11日付沖縄民報