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つぐ太のブログ

Your sugar. Yes, please.

オスプレイ墜落抗議集会に行ってきた。

怒りすさまじく

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 翁長雄志知事の怒りも、稲嶺進名護市長の怒りもすさまじかった。

 安倍政権としては基地を強行し、アメリカに向けて成果をアピールしても。全体として沖縄に米軍基地を置き続ける環境は大きく崩れてきてる。安倍政権はそのスピードを促進する役割を果たしている。結果としてこれまで自民党政権が沖縄に米軍基地の負を押し込めてきたまやかしは破綻するだろう。そう感じた集会だった。その特徴は米軍基地の問題にとどまらないと思う。

ならんしぇー、ならん(ダメなものはダメ)

 翁長知事が、「政府の返還式典強行は県民に寄り添う姿勢が全く見えない」として式典への参加を取りやめたと発言すると、会場からわっと歓声があがった。翁長知事の行動に県民が激励されているのだと感じた。稲嶺進名護市長も@辺野古の新基地、高江のヘリパッド。ならんしぇーならん(ダメなものはダメ)と訴えた。ならんしぇーならんという方言がとても胸に響いた。ダメなものはダメ。そこに理屈があろうか。自分の市内にオスプレイを堕とされて基地を受け入れることができるだろうか。名護市の新基地建設反対には理屈抜きの大義がある。 

何も変わらない負担軽減

 北部訓練場の返還式典が行われた。仰々しく。沖縄県民の負担が軽減された。安倍政権は沖縄県民のために努力した。とアピールするための式典であったろう。そこに翁長雄志知事を出席させることが眼目であったはずだ。出席しなくても、負担の軽減に反対する翁長知事はおかしい、「反対のための反対だ」と非難する道具に使いたかったろう。そこに県民によりそって気持ちを汲む姿勢はない。

官房長官「今回の返還は本土復帰後最大の返還であり、沖縄の米軍施設の約2割が返還され、沖縄の負担軽減に大きく寄与する」

 北部訓練場の返還によって沖縄県の米軍専用施設の面積は2万2619㌶から1万8609㌶へと減少する。しかしそれと同時に全国の基地面積も3万369㌶から2万6359㌶へと減少し、分母が減る。沖縄の米軍専用施設の集中の割合は74.4%からわずか70.6%に減ったに過ぎない。あくまでも例えは例えに過ぎないが、全身にやけどを負った人に、2.8%治ったからもう安心ですよと言えるだろうか。

 返還した北部訓練場のヘリパッドはこれまで使用していなかった。使っていない施設は日米地位協定上も返還するのが当然だ。今日の新報社の社説に書いてあるように、これまで返還が遅れに遅れたことをわびるべきだ。

 大規模な無条件返還は大歓迎だが、それをこれまでずっと還さずにSACOでヘリパッド移設の条件をつけ、宇嘉川河口部の水域を追加提供し、住民の家を取り囲むようにヘリパッドをつくった上で返還することのどこが負担軽減なのか。しかもヘリパッドに飛んでくるオスプレイは堕ちる(堕ちた)のだ。還された森を世界遺産にしても米軍機が飛ぶ世界遺産ではだめだ。

 痛みを与え続けながら「少し軽くしてやったよ」などとのたまうのは許せない。痛みは取り去るべきだ。安倍政権の子どもじみた数字のマジックや揚げ足取りの攻撃は意味をなさない。沖縄側の訴えは生活の実態に根ざしているのだから。

翁長知事の発言で心に残ったこと

 (最高裁判決は)「前知事の埋め立て承認の判断を最大限尊重しているが、逆に言えば、私の今後のさまざまな知事権限の行使について幅広い裁量権限を認めたことを意味している。法令にのっとり厳正に審査し、承認変更等の要件を判断していく」

 その通りだと思った。政府は知事の承認を必要とする計画変更を避ける考えを示しているが、それは必ず国民と矛盾を生む。このたたかいは日本国民全体との連帯なくしては解決しない。

墜落事故に抗議した安慶田光男副知事に大使ニコルソン在沖米四軍調整感が「操縦士に感謝すべき」と応じたことに言及し「これは良き隣人というわけにはいかない」と在沖米軍の在り方も厳しく非難した。

 まるで復帰前の米軍施政権下に戻ったようである。高圧な高等弁務官的態度を許してはならない。

負けない方法は諦めないこと

 稲嶺進市長が強調した「負けない方法は諦めないこと」。県民の粘り強いたたかいはかならず、たたかいを引き継いで引く人々を多く生み出していく。未来に希望を持つことはとても重要だと思った。